【コツ】般若心経(278文字)は分割とイメージすれば覚えやすい!
般若心経を覚えるきっかけ
お願いをする前に納経してお参りしよう!
これがきっかけです。
2018年夏から秋にかけて広島県の宮島に行きました。
厳島神社、大聖院、弥山が有名な観光地です。
4ヶ月居たのですが、厳島神社には行かず大聖院ばかり行っていました。大聖院の奥に一願大師があって、一生に一度お願いを叶えてくれるというスピリチュアルスポットです。
一願大師にお参りしようと思ったのですが、なにもせずお願いを聞いてもらうなんて虫が良すぎかなぁと思い、納経をしようと思ったのが「般若心経」を覚えるきっかけです。
ちなみに絵馬にはまだ願い事は書いてません。
ダイソーで写経の本を買う
札幌のダイソーにあったので買いました。ノートを買う時に見かけました。
(広島のフジグランのダイソーには置いてなかった)
札幌に戻ってくる前に「般若心経」を写経練習する本を
買ってたんですが、心が貧しいもんで書き込みするのに躊躇してたんです。
しかし、108円なら書き込める。書き終わってもまた購入しやすい。
気になる中身は??
真言宗智山派の方が監修しています。
そしてペン習字の方も監修しています。
中身は経題から始まり、第一節から第九節、奥題と分かれてます(これが便利)。
あと単語の意味と文字の指導も載っています。
【ポイント1】現代語訳を読んでから原文を読む
本書の使い方にも書いてあるのですが、現代語訳を読んでイメージした後に原文を読むと頭に入りやすいです。
大聖院で般若心経が書いてあるお参り入門みたいな本を買ったのですが、ずらーと並んだ漢字、訳もわからず「よっしゃ覚えるぜ!」と気合い入れないとダメかなと思ってました。
しかし、このダイソーの写経の本で覚えるヒントをもらったというか、覚える気になりました。
【ポイント2】般若心経の単語を知る
接続詞、名詞、主語、動詞がイメージできます。
「観自在」「行」「五蘊」「空」などなど。接続詞の「是故」「故」「故知」「故説」「乃至」など。
278文字(仏説、経題、奥題含め)の中に使われてる単語を知ると文の区切りが分かります。そして「したがって~が~だ」と現代語訳が頭に浮かびます。
【ポイント3】声に出して書く
現代語訳、単語を照らし合わせたら声に出します。この時のポイントとして
15秒、時間を置いてから声に出してみることです。
「15秒くらいおぼえてられるよ!」と思うんですが、意外と思い出せない。
思い出せなかったら本と一緒に入ってた般若心経の紙をちらっと見る。
声に出して書くと口が慣れるというか受け入れやすくなります。流れで次の節が口に出たりします。どうしても覚えづらいものは歌にして歌うという記憶手法があるそうですが、今回は意味がわかるものなのでなんとかなりそうです。
【ポイント4】節のつなぎ目、終わりと始まりを意識する
節の終わりに近づくにつれて次の節の頭をイメージします。
たとえば、第一節の「度一切苦厄」のところまで行ったら第二節の「舎利子」を思い出そうとします。しかし、「舎利子」は第二節と第三節のあたまに出てきます。「色不異空」と口から出れば、第三節の「舎利子」に続くのは「是諸法空想」とイメージできます。
あと、つまづくところの節の境目をつなげて声を出すと覚えやすいです。たとえば、第五節の最後は「以無所得故」で第六節のあたまは「菩提薩埵」です。
第一節から第九節と順に覚えていくと、いろんな場面が頭をよぎります。 ある程度覚えたら、「以無所得故菩提薩埵」とつなげてしまいます。
そして、節の終わりで次の節の始まりが思い出すのが大変ですが、節の始まりが口に出せればスムーズに次の単語が口に出てきます。
個人的につまづいたりしたポイント
名詞と動詞、接続詞を意識するためにスペースを入れています。テキストには単語を鉛筆で丸で囲ったりしました。実際の般若心経にはスペースが入っていません。自分がつまづいたところなので「独自の解釈」として見てください。
写経する場合、1行17文字のルールがあるので途中で行が変わるのも慣れとかなくちゃ、、、。
般若心経 経題から第一節
①観自在 菩薩
②行深 般若波羅蜜多 時
③照見 五蘊 皆空
④度 一切 苦厄
「般若波羅蜜多」このあと第六節から第九節に出てくる。
あたまにつく
「依」・・依般若波羅蜜多故(第六節)(第七節)
「故知」・・故知般若波羅蜜多(第八節)
「故説」・・故説般若波羅蜜多呪 (第九節)
最後につく
「故」・・依般若波羅蜜多故 (第六節)(第七節)
「呪」・・故説般若波羅蜜多呪 (第九節)
般若心経 第二節
①舎利子 色 不異 空 空 不異 色
②色 即是 空 空 即是 色
③受想行識 亦復如是
「舎利子」は第二節と第三節に出てくる
ここは語呂がいいのかリズミカルで覚えやすいです。
「しき ふい くう」
「くう ふい しき」
「しき そくぜ くう」
「くう そくぜ しき」
ただこのあとに出てくる「受想行識」が出てこなくてつまづきました。
般若心経 第三節
①舎利子 是 諸法 空想
②不生不滅 不垢不浄 不増不減
「ぜ しょほう くうそう」
次の第四節の①「ぜこ くうちゅうむしき」がごっちゃになりました、、、。
般若心経 第四節
①是故 空中無色 無受想行識
②無眼耳鼻舌身意
③無色声香味触法
④無限界 乃至 無意識界
第二節に出てきた「受想行識」
この節は「無」がたくさん出てきました。
②の器官に対する③感覚。
眼→色
耳→声
鼻→香
舌→味
身→触
意→法
「乃至」はこのあと第五節②の頭に出てくる
般若心経 第五節
①無無明 亦 無無明 尽
②乃至 無老死 亦 無老死 尽
③無苦集滅道 無智亦無得 以無所得故
①と②「亦」と「尽」の文の2文。
この節も「無」がたくさんです。
般若心経 第六節
①菩提薩埵 依般若波羅蜜多故
②心 無罣礙 無罣礙故 有無恐怖
③遠離一切 顛倒夢想 苦境涅槃
この節まで来たら、「般若波羅蜜多」が多く出てきて、迷いが出てくる。
「次はこの単語から始まる」とポイントを抑えながら声に出していくと覚えやすい。
般若心経 第七節
①三世諸仏 依般若波羅蜜多故
②得 阿耨多羅 三藐 三菩提
②の「とくあのくたら」が覚えづらいかなぁと思ったらそうでもなく、「とくあのくたらさんみゃく」と「さんみゃく」までつけたら次の「さんぼだい」までスムーズに言えました。
般若心経 第八節
①故知 依般若波羅蜜多
②是大神呪 是大明呪 是無上呪 是無等等呪
③能除一切苦 真実不虚
第六節から似たもの「依般若波羅蜜多」が続きます。あたまに「故知」が付きます。そして最後に「故」はつきません。勢いで言ってしまいそうです。
②の頭が思い出せないでつまづいてました。「是大(ぜだい)」を「ジェダイ」と強引につなげて覚えてました。
般若心経 第九節から奥題
①故説 依般若波羅蜜多 呪 即説呪曰
②掲帝 掲帝 波羅掲帝 波羅僧掲帝 菩提薩婆訶
般若心経
第八節の「真実不虚」で「こ」で終わり、第九節の始まりも「故説」の「こ」です。そしてまた「依般若波羅蜜多」で今度は最後に「呪」が付きます。第九節はリズミカルに読めるので覚えやすかったです。
108円でもあなどれない
108円でこんなに練習できるとは思いませんでした。79ページでこうだったら自分が買った倍もある159ページの般若心経の練習帳はどうなんだろうと買ってから初めて開いてみました。
監修は東京大学のひろさちやさん。宗教についての本や講演会を行っているようです。中身は書き込むエリアがあり、単語をより深く説明して紹介するページがあります。
「般若心経の単語の意味 をもっと知りたい!」という人にオススメです。ダイソーの般若心経練習帳に出会わなければこの本を開くことなかったなぁ、、、。
敷居が低いところから始めて深めていく。 手軽に始められるのはいいですよね。
般若心経の音声を聞いたら戸惑った
音を伸ばすところ、区切るところが違って戸惑いました。
自分は般若心経を音声で聞く前に文字で覚えました。
これが原因だったのでしょうか、節に分けて、意味を捉えながら覚えてから聞くと
「えーーーこんなところで息継ぎするの??」
と戸惑いました。他の音声も聞いてみないと判断できませんが、暗唱する場合、息継ぎも気にしたほうがいいのか悪いのかもう少し調べてみます。
実践して意味がある
般若心経を覚えてる時に図書館から「お経の意味がわかる本」を借りてました。
この本に「お経を覚えて写経、暗唱できても教えを生活で実践しないと意味はありません。」と書いています。本を読んだり、勉強しても生活で実践して役に立たないと意味がない、、、。
身が引き締まる思いです、、、、。